リビングラボとは

SATOCONN – リビングラボの4つのステージ

ステージ1:人と風景(ランドスケープ)のつながりを分析する

まず、地域に暮らす人々と自然環境との関係性を詳細に調査します。具体的には、社会・生態システムの現状や課題を分析し、地域の人々や関係者との対話を通じて情報を収集します。地図や図表を用いて、地域内のつながりや構造、ランドスケープに影響を及ぼす要因やその変化の流れを明らかにします(SILA(里山景観統合評価)の診断を含む)。

ステージ2:調査結果をもとに議論し、地域に合った変革のアイデアを共創する

次に、調査結果を地域の関係者と共有しながら、SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を行い、今後の方向性について話し合います。インタビューやワークショップを通じて多様な立場の意見を集め、地域の価値を再認識します。政策や市場の知見を取り入れながら、他の地域の事例とも比較しつつ、実現可能な変革のアイデアを共に育てていきます。

ステージ3:アイデアを試行し、実践から学ぶ

このステージでは、話し合いの中で出てきた新しい取り組みや方策を実際に現場で試してみます。小規模なパイロットプロジェクトや実証活動を通じて、地域の人々・研究者・行政担当者などが協働しながら、どのような変化が可能かを検証します。

ステージ4:ふりかえりと応用・拡張

最後に、各地域で得られた知見や成果を整理し、全体を比較・分析します。そのうえで、他地域でも応用可能な提言や戦略としてまとめます。地元だけでなく国レベルでも発信し、広く活用されるように働きかけていきます。